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「藤岡とうふ店」三代目 藤岡麻夫さん
会長(正勝さん)
やぁ、いらっしゃい。
編集長 常松
会長!おはようございます。お邪魔しています。会長にお会いするのは初めてですね。
社長(麻夫さん)
今日は雨が降っていてゴルフいけないから暇なんでしょ。
編集長 常松
ちょうど親子の確執をずっと聞いていたところなんですよ(笑)
会長(正勝さん)
親子の確執言うんじゃねーよ(笑)
編集長 常松
せっかくだから、親子並んで2ショット写真撮りましょうよ。
会長、社長
えぇー、それは絶対やだー!(笑)
編集長 常松
「藤岡とうふ店」はいつ頃から始められたんですか?
会長(正勝さん)
昭和2年だよ。あそこに写真あったよね。ちょっともってきて。最初はここじゃなく、東京の南千住でやってたんだよ。

この木の桶、お風呂で使うやつ、これがお豆腐をためる場所。この長靴履いてるのが俺の父ちゃん。あの時代で長靴は近代的だったの。皆下駄を履いてたからね。戦争で焼け出されて実家の田舎に戻ってまた始めたの。
編集長 常松
社長からは、豆腐作りの大変さを聞かせて頂きました。現代になっても機械だけではできないんですね。
会長(正勝さん)
うちの豆腐はちょっと高いっていわれるけど、これがうちのやり方だからね。
人が手がけている以上、どうしても高くなっちゃうよね。私は少しも高いとは思わないんだけどね。今はどうしても安い方、安い方に流れていっちゃうけどうちの場合、安くしたいと思ってもこれ以上できないよ。うちももちろん機械を使っているけど、結局それを扱うのは人だからね。

いくらいい機械を入れても、人が豆腐のこと分かっていないと機械だけではうまい豆腐はできない。でもこれから豆腐屋はどうなっていくんだろうね。テレビ見てると「AI」とか何とか言ってるけど、そんなのが出て来たら負けちまうんじゃないかと思ってんだ。
編集長 常松
いやいや人ですよ。絶対AIより人ですって!
会長(正勝さん)
そうなの?

「100%の力でお豆腐を作っちゃいけない」

編集長 常松
でも今ならお父さんはすごいなーって思うところはあるんでしょ?
社長(麻夫さん)
そうですね、父の言葉で一番役に立っていることと言えば「100%の力でお豆腐を作っちゃいけない」ということですね。
これ言っちゃっていいのかな〜(笑)
編集長 常松
言っちゃってください!
社長(麻夫さん)
自分が持っている能力の8割の力で仕事に取り組めって父は良く言っていましたね。お客さんの舌って敏感なんで、どんなに美味しいものを作ってもそれに追いついてしまうんですね。要は慣れてしまうんです。昔美味しいなぁと思っていたお菓子でも、食べ続けていると普通になっちゃうでしょ?そうなっちゃうと、お客さんから「味落ちたね」とか「昔は美味しかった」とか必ず言われちゃうんです。
そうなった時に、自分が隠し持ってる2割のやつを小出しにしていくんです!(笑)
編集長 常松
せこい(笑)(笑)笑)
社長(麻夫さん)
もちろん小出しに出し続けたらまた100%になっちゃうじゃないですか。そうなったらもっと自分の技術を上げて今の100%を8割にするために、もう一段上げていかなくちゃいけない。 (笑)
編集長 常松
上げていくんですね!
※写真右(国産大豆ざる豆腐、おからの酢の物)


社長(麻夫さん)
そう上げていくんです!それはもう日々の経験と勉強ですね。例えば今ヨシケイさんからもっとうまいもの出せって言われたら、あと2割ぐらいはなんとかなりますよ(笑)
編集長 常松
今でも十分美味しいですけど、あと2割あげてください〜(笑)
社長(麻夫さん)
大豆を変えてみるとか、バランスを変えてみるとか、いろんな組み合わせを変えることでお豆腐は堅さも濃さも自由に変えられます。お話の最初にスーパーに行くといろんなお豆腐があるとおっしゃっていましたが、それは、そこしかできない特別な製法のお豆腐が並んでいるわけではなくて、そのお豆腐屋さんの差別化でしかありません。自分とこはちょっと濃いめに振ってみようみたいな。

例えば一丁ウン百円というこだわりの豆腐もできます。もちろんそういった高級なお豆腐も必要だからです。でもぼくたちの立場から言わせてもらえば、お豆腐って日常のものですよね。お味噌汁に入れたり、冷や奴だったり、今の季節だと鍋物ですよね。

毎日食べて飽きないことが大切です。ものすごく濃いお豆腐って毎日は食べられない。必要以上に希少な大豆を使って、濃厚にして、値段が高い豆腐は、ぼくたちに「藤岡とうふ店」らしくない。ぼくたちが作るお豆腐は毎日食べられる普通のお豆腐なんです。

藤岡とうふ店

〒309-1703 茨城県笠間市鯉淵6515-7
TEL 0296-77-0182
WEB http://www.otofu-kazoku.com/

藤岡とうふ店

昭和2年創業。自然の味、昔の味を大切にし、安全で安心できる本物の豆腐作りを行っています。3代目社長の藤岡麻夫さんと、会長の藤岡正勝さんにお話を伺いました。







地下水

130mの深井戸から汲み出す水は、余分なミネラルが入っていない軟水です。無味無臭なので素材の香りが引き立ち、料理に最適なので、地元の方も水を汲みにいらっしゃいます。







お豆腐

ヨシケイミトで使用している藤岡とうふ店のお豆腐です。懐かしの味がお客様から喜ばれています。


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